ランニングパフォーマンスにも影響する鉄分不足と貧血
暑い夏。ランナーの皆様の中には、「夏バテ」という状態に陥った人も多いのでは?
実はとことん無縁だと思われる”練習大好きランナー”の人ほど、貧血や体調不良に陥りやすいのが真夏です。
「これだけ練習しているのに、なんで体力不足なんだろう……? せや!もっと練習や!」では体力も続きませんし、そもそも「鉄分不足」を疑うことも大事です。
練習大好きランナーほど「鉄分不足」に陥る
未だ病院に通院し続け、体の状態を何とか日常でフル活動させるための治療+軽いリハビリジョグで終始する筆者ですが、周囲には信じられないことに、この真夏に「月間400km」を走るランナーもいらっしゃいます。
ランナーであるがゆえの「記録」や「走ることが好き」、「レベルアップしたい」という思いは分かるのですが、絶好調だった昨年の筆者といえば「ポケモンGO」ばかりして練習どころではありませんでした。
そんな筆者が言うのもおこがましいのですが、「夏の練習のしすぎ」は確実に体の芯に”疲れ”を残しているはずです。
ただでさえ心拍数もすぐに上がる気温に、体のほてりが走っていくうちに取れにくくなる夏。
昼間に走るという修行僧のような方もいますが、もちろん熱中症の危険すらあります。
練習のしすぎは野球部出身として「根性が全てっす!」と言いたいところではありますが、筆者は根性なしなので夏は「短く・早めに・速く」を練習モットーとしていました。
それゆえに「鉄分不足」にはなったことは少ないですが、妙な気だるさ・倦怠感に襲われたことはあります。
今思い返せば、(あの頃は)けっこう練習を頑張っていたせいもあって、貧血気味になっていたのではないかと思い返していたんです。
特に女性は「減量の難しさ」も相成って、栄養不足で「貧血」になることもあるかと思います。
ここはガッツリ、夏はサプリや食事で「鉄分不足」を解消してみませんか?
レバーでヘム鉄摂取!非ヘム鉄よりヘム鉄で鉄分補給
ランナーにとっては「ヘム鉄」を摂取することが大事です。
そもそもヘム鉄・非ヘム鉄と聞きますが、ランナーにとって重要なヘモグロビンを増加させるには「ヘム鉄」が重要なんです。
代表的な食材が「レバー」でしょう。レバーが苦手という方も多いですが、ヘム鉄たっぷりなので、ランナーはぜひ食べたい食材。
レバーのもやし炒めで、合わせて小松菜やほうれん草、ひじきなども合わせると「鉄分不足」とは程遠いほどの食事を摂ることができるでしょう。
ちなみに野菜類は「非ヘム鉄」であるものが多いですが、レバーなどと合わせて食べると「鬼に金棒」なのは間違いなさそうです。
海鮮類では、しじみやあさりにもヘム鉄が含まれているので、練習大好きランナーさんほど、「栄養」を気にして「貧血」には気を配るべきです。
お手軽に摂取できる「鉄分サプリ」も一考を
筆者も練習大好き時代には、よく鉄分をサプリメントで摂取していました。
もちろん、食事で摂取することに越したことはありませんが、サプリメントのような栄養補助食品も時には「栄養」の手助けになります。
筆者はサプリメントにはお金をそれほどかけないので、ドラッグストアなどで売っている鉄分サプリメントでまかなっていました。
ビタミン類も積極的に意識して、夏の「鉄分不足」や「倦怠感」から開放されてください。
もちろん、「積極的休養」の他にも「完全休養」も取り入れて、長期的に練習の離脱にならないようにすることも大切です。
鉄分不足と貧血まとめ
鉄分不足で悩むランナーは多いと聞きます。特に、減量がなかなかうまくいかないランナーは「食べなさすぎ」で貧血気味になる・倦怠感が押し寄せることが多いようです。
高校の部活では特に、きつい部分があるでしょう。
時には、練習できないことを当たり前と受け止め、毎晩のようにドカ食いだけが心の拠り所である筆者のような”甘さ”を見習ってほしいものです。