ランニングで片足だけ疲れるなら左右差バランスを改善しよう
猫背で肩こりが酷い筆者です。空元気で頑張ってます。
いよいよ4月も中旬で、もうマラソンシーズンはクローズに向かっているという人が多いでしょうが、この季節こそ意識したいのが「ランニングフォーム」です。
筆者に限って言えば、いつまで経ってもランニングフォーム、取り分け腕振りが改善できませんが、左右差を意識するジョギングで多少、身体の障害や左右差の歪みも改善できていますよ。
左右差を意識できていない時期は、片足だけがシンスプリントになったり、右足太腿だけが肥大したことが多いです。
ランナーによっては「左右差があるのは当然」という方もいますが、やはり極度の左右差をジョギングで改善するのは大切なことだと思っています。
ランニングフォームで「左右差」を意外に意識できない理由
いざ「ランニングフォームを意識して改善する」ということ自体難しいものですが、中でも“左右差”は意外に意識しづらいものです。
特に、日頃から“ゼェハァペース”の練習ばかりのランナーほど、ジョグで「左右差のアンバランス」を意識しづらい部分があります。
「左右のアンバランスがある」とふと意識する頃には、片足だけ筋肥大していたり、片足の靴底だけが多くすり減っていることが見受けられますよね。
ちなみに右利きの人は、左足の蹴りが強い傾向があると言われます。なので、極度に左足のシューズ底がすり減っている場合、左足の蹴りが強すぎて、なおかつ着地は右足に負担がかかっているといったこともありえるんです。
簡単に言えば、「左足でのケリが強い=右足の着地衝撃が大きい」ということから、片足だけに衝撃・負荷が大きくなることで、膝・スネ・足底へのダメージが大きくなるランナーもいるのです。
この“左右差”を意識できないのは、日頃、走るペースに意識が大きすぎたり、ジョグの際にフォームそのものを意識できていない人、あるいはそもそも体幹が弱いランナーに「左右差のアンバランス」が見受けられます。
偉そうに言う筆者もその一人で、体幹が弱いあまりに、疲れてきたら「左右のアンバランス」が自覚できてしまう悩みがあります。
ランニングにおいての左右差の改善は必要か
ランニングにおいての「左右均等差」は、最近のランニングウォッチ+付属のパーツがあれば簡単に計測できますよね。
筆者の場合は“右より”になっていることが多いのですが、これを強制的に改善しようとすれば、逆にギクシャクした動きになることも感じました。
では、左右差を改善しなくてもいいのかと言われれば、改善した方が故障リスクは下がる可能性が高まるであろうというのが見解です。
何度も当サイトで提唱しているのが「意識したジョグ」。ジョグでも目的があり、アクティブレストのジョグ、カロリー消費目的のジョグ、スタミナをつけるロングジョグと様々ありますが、意外に「フォームだけを意識したジョグ」をする人は少ないのではないでしょうか?
ちなみにジョグで「左右差のアンバランス」を意識すべきときは……
- 腕振りの大きさ
- 着地点の母子球の位置
- 蹴り出し後の反対の足の内転筋
この3つの左右差を意識するだけでも、自分自身の走りに“大きな左右差があるかどうか”を把握できるはずです。
筆者の場合、2017年1月のトラブル以降、左半身麻痺や首のアライメント不整から“左右差のアンバランス”を特に意識し始めましたが、やはり左右差を意識したジョグをすると「着地点~蹴り出し」が気持ちよく感じることができます。
強度の高い練習ができていないということも影響していますが、過去よりも回内足が矯正され、同時に左右差のアンバランスも軽減されたと感じています。
結果的に「健康的に長く走ることができるフォーム」を身につける近道だと感じているので、記録よりも健康を考えるランナーこそ「左右差の矯正は“おすすめ”」と言えるでしょう。
左右差を改善まとめ
過去に『腰を痛めると膝も痛める…体のバランス悪化が故障の原因に』でもご紹介しているように、日頃、いかに姿勢を意識した生活を送ることができるかといった点や、体幹を中心にいかにインナーマッスルを強化できるかも大切です。
「左右差」というのは人間誰しもあるもので、例えばカバンを右で持ちやすいだとか、神経質な人なら「時計を左にだけつけているのは許せない」なんて、本田圭佑選手のようなランナーもいます。
故障のリスクという点では当然のことながら“左右差の改善”は必要かもしれませんが、変に「左右差の改善」を意識しすぎると、ランニングフォーム自体が崩れることもありえます。
また、走るよりも歩くときのほうがフォームや左右差を意識しやすく、もっと言えば「鏡の前でのアライメント調整」も左右差改善につながります。
あまりに意識しすぎるのも「フォームの乱れ」になりかねませんが、故障リスク軽減の意味でも「左右差の調整」はランニングにおいて大事なことと言えるでしょう。