フルマラソンでサブ3.5を達成するのにおすすめのランニングシューズ
サブ4を達成したランナーの多くが、サブ3.5、いわゆるフルマラソンでの3時間30分切りを目指しますよね。
実は筆者も、サブ3.5にトライして壁にぶつかったことがあるんです。
サブ3.5を目指していたときのフルマラソンのPBが、3時間37分。そして、翌年のフルマラソンでサブ3.5を目標にするものの、ゴールタイムは3時間31分で、涙をのむ結果に。
サブ3.5といえば、ランナーとしては中級者から上級者への登竜門。
ただ、日ごろから練習しているものの、勝負シューズは何にすればいいか迷っている方も多いかもしれませんね。
あくまで独断になりますが、筆者オススメのランニングシューズのご紹介をさせていただきますよ。
ジャンプできる目次
イボイボのソールのランニングシューズはサブ3.5では不要!?
最近のランニングシューズは、ソールからの反発を地面から活かすシューズが多いですよね。
ブツブツの反発で、少し踏み込めば前への推進力が強く生まれ、楽なペースを生み出すことができます。
ただ、サブ3.5を目指す水準では、イボイボソールのシューズはオススメできないんです。確かに、余裕を持ったペースメイクもできますし、今“流行り”ですよね。
ただ、イボイボソールのシューズは、どうしても反発性が強いため、足裏に大きな衝撃があります。
サブ3.5を目指すランナーの方は“練習のしすぎ”の傾向があるランナーも多いので、イボイボシューズを履いていて「足底筋膜炎になった」という方も多いんです。
サブ3.5を目指すシューズとしては、イボイボがついていたとしても、ソール全体についているシューズはあまりオススメできませんよ。
サブ3.5を目指すときに「イボイボがついたシューズ」ならマナ7がオススメ
『adizero Mana 7』、いわゆるマナ7は筆者も6年間愛用中。
足のことを考えるとあまり良くないんですが、同じマナ7をもう3年も履きつぶしています。
耐久性が高く、練習やレースでも使えるのでかなりコスパはいいシューズなんです。
難点は、人によってはかかとが緩いと感じること。筆者はどちらかといえば、ミドルからフォアで着地するので、あまりかかとのホールドが気になりません。
ただ、“絶対にかかとから着地”というこだわりのある方は、一度、試し履きをしてからの購入をオススメします。
ミズノでサブ3.5を目指すシューズといえば「ウエーブエアロ」を強くオススメ
ミズノの『WAVE AERO 14』もサブ3.5を目指すランナーには“かなり”オススメです。
耐久性はマナ7の方が高く感じますが、スムーズな体重移動と、足へのダメージへの吸収力は随一。
よく、「サブ4ランナー向けのシューズです」となっていますが、サブ3.5を目指すランナーにも絶対にオススメしたいシューズです。
筆者はウエーブエアロ、ウエーブイダテン、ウエーブスペーサーと履きましたが、ウエーブエアロは着地吸収もスムーズで、足にも優しいシューズだと感じました。
余談ですが、当時、ウエーブイダテンはスピード練習用にも使用していましたよ。
今はウエーブスペーサーがスピード練習用ですが、ミズノはシューズによって“耐久性”が問題にも。
ただ、ウエーブエアロはある程度履きつぶしたので、「普段の練習から大会まで同じシューズが良い」という、サブ3.5を目指すランナーには、ぜひオススメしたいシューズです。
サブ3.5を達成したシューズはコレ!日本人愛用のasicsの「ライトレーサー」をオススメ
asicsの中でも、『LYTERACER TS 4』はサブ3.5を目指すランナーにオススメしたいシューズ。
何より、筆者が初めてサブ3.5を大阪マラソンで達成したのも、「ライトレーサー」なんです。
『LYTERACER』はRSもありますが、耐久性などを考慮すると、TSの方がコスパはいいと考えます。
軽量感もあるのに、着地衝撃もうまく吸収してくれ、また日本人の足に合いやすいasicsなので、すでに愛用者も多いのでは?
『LYTERACER TS 4』もサブ3.5への“大きな武器”になるかもしれませんね。
サブ3.5を達成するのにおすすめのランニングシューズまとめ
以上、筆者独断の「サブ3.5向けのシューズ」特集でした。
いかがでしょうか。
もちろん、他にもいいシューズはたくさんあります。ただ、最近のランニング雑誌のタイアップ記事を見ていると、“スピードを出しやすいシューズ”を推している傾向が見受けられます。
これは、シューズへの“耐久性”が関係しているとにらんでいます。
筆者が普段履く、takumi renやtakumi senは、500kmも走れば、かなり耐久性が落ちてきます。
となると、購入頻度は高くなりますよね……?
どうせなら、長く愛用しているシューズで目標達成といきたいところ。
ただ、あまりに履きつぶしすぎて「故障してしまった」ということにはならないよう、注意してください。