食後のウォーキングはメリットばかり!?食後ウォーキングの効果や注意点を解説
ウォーキングは運動習慣のなかった人でも気軽に取り入れやすく、毎日続けやすい運動の1つです。
ウォーキングをするタイミングは個々のライフスタイルによって異なるものの、「食後にウォーキングをしてもいいのかな?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、食後にウォーキングすることは問題ありません。
食後のウォーキングは、他の時間帯にウォーキングする場合と比べて異なるメリットがある一方で、注意すべき点もあります。
そこでこの記事では、食後のウォーキング方法、食後にウォーキングをするメリットを詳しく解説します。
これからウォーキングを取り入れたい人やウォーキングする時間帯を迷っている人、食後のウォーキングをしようか迷っている人は参考にしてください。
ジャンプできる目次
食後のウォーキングはおすすめ?しないほうがいい?
「食後に運動するのは良くないのではないか?」このように考える人もいるでしょう。
しかし、食後にウォーキングすること自体は問題ありません。
食後のウォーキングは、他のタイミングでウォーキングする場合とは異なったメリットが得られます。
しかしながら、食べた後すぐにウォーキングを始めないほうが良かったり、全力で歩き続けないほうが良かったりなど、食後のウォーキングだからこそ気をつけなければならない点もあります。
そのため、食後のウォーキングを検討している人は、食後ウォーキングのメリットだけでなく、注意点もしっかり頭に入れておきましょう。
食後にウォーキングをする方法
食後のウォーキングはどのようにおこなえばいいのでしょうか。
ここでは、食後にウォーキングする場合の時間や注意点を解説します。
<食後ウォーキングの方法>
- 食後のどのタイミングでウォーキングをするべき?
- ウォーキング時間はどれくらいがいい?
- 食後にウォーキングする際の注意点は?
食後のどのタイミングでウォーキングをするべき?
食後すぐにウォーキングしても問題ありませんが、食後すぐに体を動かすと不快感を得る可能性が高いです。
そのため、少なくとも食後数十分は空けてから、ウォーキングを始めるのがポイントです。
無理して食後すぐにウォーキングを始めてしまうと、気分が悪くなったり消化不良を招いたりします。
ウォーキングを長く継続するためにも、気分の良い時に始めるのがおすすめです。
ウォーキング時間はどれくらいがいい?
食後のウォーキングは軽めにおこなうことが大切です。
気分転換や消化を良くする目的であれば、10分から15分程度歩けば十分だと言われています。
ダイエット目的や体作りの目的であれば、20分から30分程度継続できるといいでしょう。
食後にウォーキングする際の注意点は?
食後のウォーキングは、他の時間帯にウォーキングするよりも「無理をしない」ことが大切です。
先に述べたように、食後に全力で運動してしまうと消化不良や体調不良を引き起こす可能性が高まります。
もし、ダイエット目的などで全力でウォーキングしたい場合は、食後以外の時間帯を選ぶのがいいでしょう。
食後のウォーキングは、無理をせず散歩するような気持ちでおこなうのがおすすめです。
また、食後のウォーキングは、「はぁはぁ」と息切れせず、会話ができるくらいのペースを目指しましょう。
食後にウォーキングする5つのメリット
食後のウォーキングは、他の時間帯にウォーキングする場合とは異なる注意点があるものの、メリットも多くあります。
ここでは、食後にウォーキングする5つのメリットを解説します。
<食後にウォーキングするメリット>
- 消化を助けてくれる
- 血糖値の急上昇を抑えてくれる
- ダイエット効果が期待できる
- 睡眠の質が良くなる
- 食後の眠気予防ができる
メリット1. 消化を助けてくれる
食後のウォーキングは、消化を助けてくれます。
カロリー消費を促し、体内に蓄えられることを防ぐはたらきがあります。
そのため、ダイエット中の人はもちろんのこと、食事によって腹部膨満感、胃もたれを引き起こしてしまった人も、ウォーキングをすることで改善できるかもしれません。
食事で摂取した栄養素は、体を動かしてカロリー消費しないと体内に蓄えられてしまい、結果として体重増加に繋がってしまいます。
「食べすぎてしまったな」という時だけでも、ウォーキングを取り入れてみるといいでしょう。
メリット2.血糖値の急上昇を抑えてくれる
食後に体を動かさなければ、血糖値が上昇してしまいます。
血糖値があまりにも上昇しすぎてしまうと、将来的に糖尿病になる可能性が高まるのです。
食後のウォーキングは、血糖値の上昇を抑え、糖尿病をはじめとする生活習慣病を予防することに繋がりますよ。
メリット3.ダイエット効果が期待できる
食後のウォーキングは、ダイエット効果が期待できます。
ウォーキングは、他の有酸素運動に比べると負荷の軽い運動です。
そのため、即効性には期待できないものの、しっかりと継続することで脂肪燃焼効果が期待できます。
ダイエット目的でウォーキングを取り入れる場合には、最低でも20分間は歩くようにしましょう。
その理由は、有酸素運動で脂肪燃焼が始まるのがウォーキング開始から20分後だと言われているからです。
メリット4.睡眠の質が良くなる
食後のウォーキングは、睡眠の質が良くなる効果が期待できます。
ウォーキングを日常的に取り入れることで、生活リズムを整えてくれる効果があるため、自然と早寝早起きができるようになるでしょう。
そして、夕食の後にウォーキングをする場合は、胃の不快感を和らげてくれるため、より眠りやすくなると言われています。
メリット5.食後の眠気予防ができる
食事のあとに、疲れを一気に感じたり眠気が襲ってきたりする経験をしたことがある人も多いのではないのでしょうか。
その理由は、食事により血糖値が上下しているからです。
特に、麺類や白米など炭水化物が中心となっている食事をとった場合は、血糖値が急上昇しやすくなるため、より疲労感や眠気を得やすくなると言われています。
このようなことを避けるためには、食事内容を見直したり食後の運動をしたりすることが大切です。
炭水化物は食事メニューの中心になることが多く、炭水化物を抜くと空腹感の原因にもなってしまいます。
そのため、食後の眠気を避けたい場合は、食事内容はさほど変えずに食後のウォーキングを取り入れるのがおすすめです。
先に述べたように、食後にウォーキングを取り入れることで血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待できます。
食後の眠気が気になる人は10分から15分程度で問題ないので、軽いウォーキングを取り入れてみましょう。
まとめ:食後のウォーキングはさまざまなメリットがある!ただし無理して速く歩くのは避けよう
食後のウォーキングは、血糖値の急上昇を防いでくれたり、カロリーのいち早い消化を助けたりなどさまざまなメリットがあります。
食後のウォーキングは、ダイエット目的の人だけでなく、健康目的の人、生活習慣病を予防したい人にもおすすめできます。
しかし、食後にウォーキングする場合は、あまりスピードを出しすぎずに散歩程度にとどめておくことが大切です。
もし、スピードを出してウォーキングしたい場合には、食後1時間程度空けてから始めるといいでしょう。
食後のウォーキングは眠気防止にも役立つので、午後に向けての集中力を高めたい人や、リフレッシュとして取り入れるのもおすすめですよ。