2時間のウォーキングは歩きすぎってホント?歩きすぎる5つのデメリットを解説!
ウォーキングは有酸素運動の中でも手軽に取り入れることができ、心や体を健やかにしてくれます。
「ウォーキングは2時間だと歩きすぎ?」と考える人もいるでしょう。
運動習慣が前からあり、運動に慣れている人は2時間歩いても問題ないかもしれませんが、特に運動初心者にとっては2時間は歩きすぎかもしれません。
そこでこの記事では、2時間のウォーキングで歩ける距離や、歩きすぎるデメリットを紹介します。
ウォーキングをする時間に迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
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2時間のウォーキングは歩きすぎってホント?
2時間のウォーキングは、歩きすぎの可能性が高いです。
本人がストレスを感じていないならば2時間ウォーキングしても問題ありませんが、不調が出ている人はウォーキングの時間を考え直したほうがいいでしょう。
2時間のウォーキングではどれくらい歩ける?
「2時間のウォーキングではどれくらい歩けるの?」このように考える人もいるでしょう。
人によって歩幅や歩くスピードが異なるため、以下は目安となります。
<2時間のウォーキングではどれくらい歩ける?>
歩数:約12,000歩
距離:約8.4km
消費カロリー:360kcal
歩数や消費カロリーではイメージが沸かないかもしれませんが、距離にするとイメージがつきやすいはずです。
特に運動初心者にとっては、8kmを歩くのは辛いと感じる場合が多いでしょう。
ウォーキングの適切な時間や距離はどれくらい?
それでは、推奨されているウォーキングの時間や距離はどれくらいなのでしょうか。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023」によると、1日60分以上、歩数にすると1日8,000歩以上の運動を推奨しています。
この場合の「運動」は激しいものではなく歩行でも問題ないとされているため、ウォーキングも該当すると言えます。
以上の資料を参考にするのであれば、心地の良いと感じるスピードで1日60分程度ウォーキングすることを目標にするのがいいでしょう。
このことからも、2時間のウォーキングは歩きすぎている可能性が高いです。
ウォーキングで歩きすぎるデメリットとは?
2時間のウォーキングは、特に運動初心者にとって歩きすぎている可能性が高いです。
ウォーキングで歩きすぎてしまうと、どのようなデメリットが起こりやすくなるのでしょうか。
以下では、ウォーキングで歩きすぎるデメリットを紹介します。
<ウォーキングで歩きすぎるデメリット>
- 関節を痛めてしまう
- 足裏に過度な負担をかけてしまう
- 回復に時間を要してしまう
- 体調不良の原因になる
- 逆に太ってしまう恐れがある
デメリット1.関節を痛めてしまう
長時間ウォーキングをすると、関節を痛めてしまう可能性が高まります。
ウォーキングは下半身をよく動かすため、膝や足首などの関節が炎症を起こしてしまうかもしれません。
日常生活にも影響が出てしまうため、いきなり長時間のウォーキングをするのは避けましょう。
デメリット2.足裏に過度な負担をかけてしまう
外出先などでよく歩いた日に、「足裏が痛いな」と感じたことがある人もいるのではないでしょうか。
関節と同じように、長時間のウォーキングは足裏が炎症する原因にもなります。
ウォーキングに適したシューズを履いたり、ウォーキング前にストレッチをおこなったりすることである程度は予防できるものの、歩く時間が長くなればなるほど、足裏の炎症が起こる可能性も高くなるでしょう。
ウォーキングする時間を伸ばす際は、体の変化を確かめながら徐々に伸ばしていくことをおすすめします。
デメリット3.回復に時間を要してしまう
運動する時間が長ければ長いほど、体にも負担がかかってしまいます。
関節や足裏、そして筋肉にも負担がかかってしまうため、回復に時間がかかることもあるでしょう。
あまりにも長距離歩きすぎてしまうと、回復にかなりの時間がかかり、日常生活にも影響が出てしまうかもしれません。
ウォーキングをする際は、歩きすぎを避けるのはもちろんのこと、適度な休憩を心がけましょう。
デメリット4.体調不良の原因になる
長時間のウォーキングは、熱中症など体調不良の原因にもなりやすいです。
運動習慣がない人は、水分補給をするタイミングや休憩のタイミングがよく分からない人も多いはずです。
意識して水分補給をしたり休憩をとったりしないと、体調を壊す原因になるため注意しましょう。
運動初心者の場合は、運動中の体の変化に慣れたり休憩のリズムがつかめたりするまでは、歩きすぎるのは避けるようにしてください。
デメリット5.逆に太ってしまう恐れがある
ダイエットのためにウォーキングを取り入れる人も多いかもしれませんが、歩きすぎると逆に太ってしまう恐れがあります。
その理由は、あまりにも長い時間運動していると「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが分泌されるからです。
このホルモンは、食欲をアップさせてしまう働きがあるため、運動していてもその分食べすぎてしまい、結果として太ってしまうことがあります。
もし、ウォーキングを続けていても痩せず、逆に食欲が増えたと感じている人は、ウォーキングする時間が長すぎるかもしれません。
人によってストレスを感じない運動量は異なるため、自分に合ったウォーキングの距離を見つけてみましょう。
ウォーキングによって得られる効果
ウォーキングで歩きすぎると、関節や足裏を痛めたり、ストレスによって逆に太ってしまったりなどのデメリットがあります。
しかし、ウォーキングは自分に合った距離を見極めれば、メリットの多い有酸素運動です。
ここでは、ウォーキングによって得られる効果を紹介します。
<ウォーキングの効果>
- 心肺機能の向上
- 筋力の向上
- ストレス軽減
効果1.心肺機能の向上
ウォーキングを含む有酸素運動は、心臓や肺の動きを改善するはたらきが期待できます。
例えば、階段を登ったり重い荷物を運んだりした時にすぐに息切れしてしまう人は、心肺機能が衰えている可能性があります。
ウォーキングを続けることで、心肺機能が向上し、日常生活の質を高められるでしょう。
効果2.筋力の向上
ウォーキングは、主に下半身を動かす運動です。
ウォーキングを続けることで、筋力が向上され、基礎代謝もアップする効果が期待できます。
もちろん、腕をしっかり振るなど上半身も意識して動かせば、体全体の筋力がアップするでしょう。
効果3.ストレス軽減
ウォーキングは、ダイエット効果や体を鍛える効果が期待できるだけではありません。
ウォーキングには、リラックス効果がありストレス軽減に役立ちます。
その理由は、ウォーキングは心地の良いと感じる運動で、同じテンポで歩くことでリラックス効果が期待できるからです。
そして、日光を浴びながらウォーキングすることで幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されやすくなります。
セロトニンは気分を前向きにするはたらきがあるため、気分が落ち込んでいる人はウォーキングを取り入れてみるのも1つの手です。
まとめ:ウォーキングは2時間は歩きすぎの可能性が高い!心地の良い距離を見つけてみよう!
ウォーキングは、多く歩けばいいというわけではありません。
歩きすぎてしまうと、関節や足裏を痛めるなど、体に悪い変化が出る可能性があります。
しかし、適度なウォーキングは心肺機能や筋力を高めてくれたり、ストレスを発散する効果が期待できます。
そのため、自分に合ったウォーキング時間を選ぶようにしましょう。