ランニングにおける二部練習のメリットとデメリット
会社員の頃には二部練習のことなんて頭になかった筆者です。まだリハビリしてます。助けてください!
そんな会社員時代のことを思い出しつつ、ランニングの二部練習の効果やメリット・デメリットについて考えていました。
マラソンで闘っている実業団やトップアスリートのランナーにとっては“当たり前”な二部練習なものの、サブフォーからサブスリーの域の「二部練習」に効果を筆者は軽視していました。
と言うのは、「故障のリスク」が高まることと、「生活の時間の犠牲」という面があったからです。
二部練習においては「メリット」と「デメリット」の両面があることは確かでしょう。
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ランニングの「朝練」のメリットはかなり大きい!二部練習のきっかけに
筆者は2016年から2017年の始めまでは、95%以上の練習が「夜ラン」でした。
理由は単純なもので、「朝に弱い」「朝走るとスピード感がない」「昼間に猛烈な眠気に襲われる」というもの。
もともとIT分野にいた人間なので、朝はエンジンがかからず、夜中にパフォーマンスが最大になる「社畜出身」だったこともあり、朝より夜の仕事終わりに「ストレス発散」と同時に走ることが習慣になっていました。
ただ、朝練も諦めていたわけではありません。
飲み会がある日は、眠気をふっ飛ばして朝からペースラン。あるいは、距離を稼ぎたいときに二部練習として朝ラン。
メリットを感じたことは色々です。
- 一日の代謝効果が上がるのか、体重が減りやすい
- 午前中の仕事のパフォーマンスが上がる(脳が活性化)
- セロトニン効果で朝から元気
- 朝ごはんが美味しい
- 太陽を浴びながらのランニングは気持ちがいい(夏除く)
ただ、筆者独断のデメリットもいろいろ。
- 朝に弱いと苦痛
- 慣れていないとランチ後に猛烈な睡魔に襲われる
- 朝だけ走るのであれば、体が起きていないのでポイント練習には不向き
とは言え、こういったデメリットは「慣れれば大丈夫」というランナーの声も多数です。
朝と意志が弱い筆者には朝ランは厳しかったものの、夜ランも同時並行で進めるなら「二部練習の効果」も感じられるはずです。
二部練習で朝ランと夜ランの習慣があると「メニュー調整」がしやすい
「一日一善」のランナーにとっては、一回の練習で十分でしょうが、シリアスランナーにとっては「練習メニュー」を想定通りにこなすことができないと“ストレスの原因”になりかねません。
たとえば、水曜日の夜に走るランナーが「インターバル走」を予定していた際。夜に雨が降ってしまえば、冬場はさすがに屋外でのポイント練は避けがちですよね。
ただ、もし朝ランと並行して進めて「朝ランに体が慣れている」という状態であれば、朝の雨が降っていない時間帯に「ポイント練」をすることも可能なはずです。
パフォーマンスは下がるかもしれませんが、「ポイント練ができなかった」という心理的ストレスは軽減します。
また、「走行距離」ばかりを気にするランナーにとっては(筆者は根性がないので反対論者ですが)、朝と夜に合わせた距離で「月間走行距離」が無理せずとも増えるのは、筋持久力UPに効果があるのは間違いないでしょう。
最大のメリットは、早起きすることで「朝と夜の時間」を利用して「走る距離や時間」を伸ばすことができることです。
市民ランナーが陥る二部練習のデメリットとは
人によっては「練習熱心すぎる」というあまりに、40歳から50歳にかけて大きな故障を起こし、「二度と走ることができなくなった」というランナーもいます。
つまり、最大のデメリットは「故障の誘発の可能性」が上がることです。特に、「記録」の二文字を追いかけるランナーにとっては、二部練習は必然という人も。
また、家庭を持っているランナーからすれば「家族との時間」「家事を手伝う時間」「家族サービスの時間」を削ってまで走るという方もいますが、そうした場合、待ち受けているのは「離婚」の二文字…という方も?
少なくとも筆者は、ランニング<家庭だったので、そういうことはなかった(はず)。
二部練習のデメリットは、
- 故障の誘発の可能性が上がる
- 家庭崩壊の危険性
の2つかもしれませんね。
ランニングにおける二部練習まとめ
ただし、時間が有り余っているランナーや、夜遅くまで残業に追われているランナーにとっては「二部練習」は効果的。特に、ダイエット面を意識するランナーにとっては「朝走ること」は大きな効果があります。
一日の活動を通して、代謝UPには朝、どれぐらい体が脂肪燃焼効果を得ることができるかで変わってきます。
朝のうちに血行良好であれば、体のめぐりもよくなり、体もほぐれやすくなりダイエット効果もあるはず。
ダイエット効果を狙うランナーこそ、二部練習にとって「最大のメリット」があるのかもしれませんね、