ランニングの距離走とは?トレーニング効果とやり方を徹底解説
“三代目山の神”と呼ばれつつ、マラソンでも活躍を見せるのが神野大地選手。
“山の神”という箱根駅伝独特の称号がついてしまえば、なかなかフルマラソンでは活躍できないというジンクスがありましたよね。
ただ、それを物ともせずに成長を続けるのが神野大地選手。
実は神野大地選手が結果を出し続けているのには、「泥臭い練習」を続けているからなんです。
ジャンプできる目次
宗兄弟や瀬古利彦も実践していた「距離走」へのこだわり
日本マラソン最盛期を築いた選手といえば、宗兄弟や瀬古利彦さん。
当時の日本人トップランナーに共通していたのが、故障を恐れない「距離走」と、刺激が強いインターバルの本数の多さなんです。
例えば瀬古利彦選手の場合、あの“最強の市民ランナー”の川内優輝選手も実践している「100km走」や、1000mインターバルを12本以上こなしていたことも有名。
その「瀬古イズム」を継承しつつあるのが、神野大地選手なんです。
神野大地 泥臭い「距離走」は大迫傑の「科学トレーニング」に対抗できるか
神野大地選手に対して、アメリカ名門「オレゴンプロジェクト」にアジア人として初めて加入ができたのが大迫傑選手。
ボストン・マラソンでは瀬古利彦選手以来の「日本人3位」をマークしたことで頭角を現す次世代エース。
そんな大迫傑選手に対して、我々市民ランナーがつい応援したくなるのが神野大地選手のような「70km走」を4時間30分で走るような“泥臭さ”がウリの神野大地選手ですよね。
ただ、我々市民ランナーが「70km走」というのは、体力はあっても時間がないという人のほうが多いはず。
なので、日ごろから試してほしいのが、定義付けはともかく「LSD」なんです。
LSDで養成できる筋持久力&長時間体を動かすことの耐性!距離走より時間走
LSDの定義付けはともかく、“ゆっくりと長く走る”というのは、筆者の周囲のランナーの結果を見ていれば「効果あり」ということが実感できるんです。
ちなみに筆者はLSDをやったことがないので、フルマラソンでは一度も“思った結果”が出たことはありません。
LSDの目的は、まさに泥臭さ。
- 長時間体を動かすことへの耐性がつく
- 大腿四頭筋やハムストリングスの筋持久力養成
- 長時間同じ姿勢でいることの体幹強化
- ダイエット効果
巷では「ゆっくり走れば速くなる」ということがよく言われるものの、これは結果的にフルマラソンを走る「体づくり」ができるから。
あの神野大地選手が「箱根駅伝」だけじゃなくて、フルマラソンでも活躍することを思えば「時間走」、あるいは「LSD」をしないことへの“自分への言い訳”を捨ててみるのもありかもしれませんね。
ランニングの距離走まとめ
神野大地選手や大迫傑選手、そして最強の市民ランナーと言われる川内優輝選手。
それぞれに、各々の練習内容がありますよね。
それと同じように、市民ランナーも各々が「自分にあった練習」と「自分に足りない部分を補強する練習」があるはず。
LSDをしたくない筆者も言い訳だけは得意なのでぜひ、「反面教師」にして「時間走」や「LSD」にこだわってみてはいかがでしょうか。