フルマラソン1週間前の調整方法は?おすすめの食事メニューやトレーニングまとめ
フルマラソンを走る上でも最も神経を使うのが、「レース前1週間」という方も多いですよね。
自称・神経質の筆者も、フルマラソンを走ることに慣れていない時期は、「フルマラソン1週間前にどう調整していいか」と悩んでいたものです。
筆者の場合、特に失敗したのが「カーボローディング」。
個人的には、1週間前の調整で「カーボローディング」や「疲労を抜きすぎる」というのは失敗ばかりでした。
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古典的カーボローディング大失敗!フルマラソンで歩いた日
古典的なカーボローディング方式が体に合うという方は続けてもらいたいのですが、筆者の場合は大失敗でした。
- 月曜日から水曜日:糖質を制限(全く摂らない)
- 木曜日から土曜日:炭水化物を食べまくる
この調整で、月曜日から水曜日にかけてはうまく体重も激減。
ただ、木曜日から“好きなだけ”食べすぎて、当日はオーバーウェイト……。“渋り腹”でお腹まで下し、30km以降は12.195kmを歩いて「完歩したレース」があったんです。
- 週の前半に糖質を我慢しすぎた
- 週の後半に炭水化物を詰め込みすぎた
- オーバーウェイトになった
初心者がよく陥りがちな失敗です。カーボローディングをしても、普段の体重より1kg増で抑えておいたほうがいいといわれていますよね。
よく考えれば、大食漢の筆者は毎日がカーボローディングなのを失念していました。
1週間前から疲労を抜きすぎ!脚が軽すぎてバテたレース
“疲労抜きに徹さなければいけない”ということを聞き、ほぼジョギングばかりで仕上げたレース前がありました。
カーボローディングもせず、単純に“練習しすぎない”ということを意識したレース前1週間でしたが、レース当日は脚の状態もよく、とにかくスイスイペースアップ。
「これはPB更新間違いなし!」
鼻息あらくハーフを折り返して待っていたのは、28km以降での失速……。
要するに、「オーバーペース」だったんです。
フルマラソン1週間は、確かに疲労抜きは大事。ピーキングはトップランナーだけじゃなくても大事なことです。
ただ、あまりに軽い足を作ってしまうと、レース当日にはついついポジティブスプリット(前半の方が速いペース)に陥りがちに。
フルマラソンは「我慢」が大事なので、意識的には「37km以降がスタート」の気分でいる方がいいかもしれません。
結局、フルマラソン1週間前はどんな調整をすればいいのか
1週間前の調整に関しては、極論になってしまいますが「人それぞれ」です。
筆者の場合は、「小出式」が最も合っています。
- 8日前: 10kmのタイムトライアル
- 7日前: ジョギング(40分~60分)
- 6日前: 15kmペース走
- 5日前: ジョギング(軽め)
- 4日前: ジョギング(40~60分)
- 3日前: 15km走(5km快調走→5kmタイムトライアル→5kmジョグ)
- 2日前: ジョグ(疲労抜き)
- 前日: 軽いジョグ+ウインドスプリント200mを2~4本 or 前日登録の都合で休足日
「重い足」を作り、前半に飛ばしすぎないという効果も得られますが、何より筆者の場合は“普通に過ごすことでオーバーウェイトになりにくい点”が気に入ってます。
つい食べ過ぎる筆者には、疲労抜きでピーキングすると、揺れるお腹で本番は失敗イメージが強くなってしまう傾向が。
ただ、“どのランナーにも合う”というわけではなく故障のリスクも高いので、「合う・合わない」はトライアンドエラーしかないです。
フルマラソンのレース前におすすめしたいこと
練習内容はそうですが、事前に気をつけたほうがいいことも人それぞれ。
筆者の場合は「やらねば」と思っていることが、カフェイン抜きと断酒。特に、レース整列後にトイレに行きにくい都市型マラソンでは、尿意はストレスのもとにも。
お酒もカロリーが高いのと肝臓や内臓にダメージがあるので、グリコーゲンの貯蔵の妨げになるともいわれています。
ただ筆者の場合は気負いすぎると失敗レースばかりだったので、前日以外はけっこう普通にお酒飲んだりしてます。
なかなか痩せないのと、記録を伸ばせない原因でもあるんですが、プロランナーや実業団ではないのであくまで「楽しく」をモットーにしているんです。
ちなみに当日はゼリー2つをアームウォーマーに忍ばせていましたが、今回から少し増やします。
暑さを考慮して、後ろポケットにジェルを2つ、前ポケットに20gのゼリーを忍ばせるので、レース前に買うものに困っている方は、ポケットが多く、なおかつ走りやすいショートパンツを購入されてみてはいかがですか?
フルマラソン1週間前の調整方法まとめ
11月から12月はフルマラソンを走られるという方も多いでしょう。
筆者も神戸マラソンを走ってきますが、未だオーバーウェイト……! それでも楽しく、自分なりに調整して、納得のいくレースがしたいと思っていますよ。
まだまだ気温が下がりにく季節ですが、納得のいく調整をしてレースを快走されてください!