ランナーに必要な筋トレは?トレーニング効果とやり方を徹底解説
「いつかサブ4や3.5がしたい・サブスリーがしたい」
そう思うランナーの中には「何かが足りない……」と困っている方も多いのではないでしょうか。
例えば、編集者のランナーであれば、5kmのPB17分50秒・10kmのPB36分29秒でも、フルマラソンの最高記録は3時間3分で“サブスリー未達ランナー”だったりします。
本当に「筋トレ」が必要なのか、あるいは設楽悠太選手が語るように「走るために筋トレは必要ない」のどちらが正解なのか……?
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ランナーが速く走るために「筋トレ」が不要だと言われる理由
よく実業団ランナーも含め「俺は・私は一切、筋トレをしない」という人は多いです。
反面、先日“ワイルドカード”でMGCの出場権利を手にした神野大地選手は、トレーナーをつけて様々なスクワットを取り入れる一人。
実業団ランナーにせよ、プロランナーにせよ、結果を出すために「筋トレが必要なのかどうか」は個人の考え方によるところが多いものです。
ただ、市民ランナーの多くは「筋トレ」に対して、あまりいいイメージを持っていない人も多いのでは?
あの設楽悠太選手が語るように「筋トレするより、ゆっくり長く走ることが全身の筋持久力の養成につながる」と言うように。
また、間違った筋トレの仕方で「筋肥大」してしまうことにより、体重が増えてしまうことを恐れるランナーが多いのが「筋トレ不要論」に多い理由だったりするわけです。
ランナーが速く走るためにする筋トレで「筋肥大」はありえない
筋トレといえば「マッスルコンテンスト」をイメージする人は多いでしょうが、自重での筋トレ、あるいはスポーツジムを使用した筋トレでは、間違ったトレーニングさえしなければ「筋肥大」はありえません。
むしろ筋肥大させるためには「100kgのバーベルを何回持ち上げることができるかどうか」といった、要は無酸素運動の限界値に限りなく近づけたトレーニングです。
反面、適正の重さでの筋トレでは筋肥大の可能性は限りなく低いです。あくまで「インナーマッスル」を鍛えることを重点にすれば、むしろダイエット効果すらあるのがいいところなんです。
ランナーがスポーツジムに通うメリットとデメリット
ランナーでも、一日多く時間が取ることができる人から、一日に1時間の時間を確保することが精一杯な方もいますよね。
ただ、編集部の意見としては「スポーツジムには通ったほうが絶対にいい!」というのが本音です。
まずスポーツジムに通うメリットとしては……
- 自重筋トレとは違い、機械があるので目標を持った正しい筋トレを遂行できる
- 雨の日でもトレッドミルで走ることができる
- 怪我で故障中の場合、エアロバイクか水泳でクロストレーニングができる
- 目標達成に向けてアドバイスしてくれるインストラクターがいるジムも増えている
- 無酸素運動→有酸素運動がすぐにでき、ダイエット効果が高い
といったところが挙げることができます。
では逆に、スポーツジムに通うデメリットとしては……
- 月謝が高い場合が多い
- 継続することが難しい人が多い
- ジムに通う時間がない
- あまり人の多い場所が好きではないランナーにはストレス
- マイペースにトレーニングしたい人は煩雑な思いをする可能性も
- 筋トレの必要性を感じないランナーには不要
- いわゆる“ハズレ”のジムに入ってしまった
などが挙げられます。
ただ、もし現状に伸び悩んでいる人がいるならば、スポーツジムでの筋トレや、ランニングのコミュニティに属することは「メリットだらけ」なんです。
スポーツジムでランナーが筋トレすべき部位
まず編集部のランナーに限って言えば、体型はどちらかといえばランナーよりもプロレスラー体型。
体脂肪率も15.2%と比較的高く、スポーツジムのコーチからは「筋力アップすることで、サブスリーの可能性が高まる」と指南されています。
筋トレする部位はランナーの体つき・骨格によって異なりますが、大まかには……
- 大腿四頭筋
- ハムストリングス
- ふくらはぎ
といった基本部位はもちろんのこと、何よりお尻から上を“より高次元にする”という意識が大切なんです。
- 臀部(おしり)の上部
- 臀部全体(着地衝撃を減らし、足を上げる)
- 背筋(体幹を保つ)
- 腹筋(体幹を保つ)
- 大腿四頭筋(重めの筋力はNG)
- 上腕三頭筋(二の腕で体を引っ張る)
- 僧帽筋(猫背にならないように)
といった部分があるように、意外にも、ランナーとしてレベルアップするためには「上半身の筋力アップ」が大切なことは、今後、編集部のランナーが数字で表してくれるでしょう。
ランニング走力アップのために「行ったほうがいいジム・行かないほうがいいジム」
最近では格安ジムが増えていますよね。しかも24時間営業なので、自分自身で筋トレメニューを作成できる人は、そういった格安ジムでもいいかもしれません。
ただし、あまり運動経験がなかったランナー、サブ4レベルで停滞しているランナー、筋トレ経験があまりないランナーにとっては、有人型で「アドバイザーがいるスポーツジム」がおすすめです。
月謝自体は1.5倍~2倍にもなりますが、それだけの「サービス料・コンサル料」を払っていると思えば納得も行くことが多いんです。
逆に、格安ジムには色々な落とし穴があります。
インストラクターとジムの間の低賃金に怒りを持つインストラクターがいたり、無人型なので怪我をしたときにサポートが少ない、人と人との関わりがゼロに近い(最近の世の流れではありますが……)など、デメリットもあるんです。
あくまで個人的な意見にはなってしまいますが、ランナーとして筋トレでレベルアップしたいならば「有人のスポーツジム&スタッフがただのアルバイトではなくてスポーツの知識があるジム」に通うことをおすすめします。
ただしそこに常駐するスタッフが「アルバイトで立っているだけのスタッフ」なのか、「スポーツ経験豊富でアドバイスが可能なスタッフなのか」は見極めるようにしてくださいね。
ランナーに必要な筋トレはまとめ
ランナーにとって、「筋トレは必要・不要」の意見が大きく分かれることが多い話題です。
冒頭でも触れているように、トップランナーの設楽悠太選手も「筋トレしない」「30km走以上しない」という一人。
他にも周囲のサブスリーランナーにきけば、「筋トレはあまりしたことがない」「体幹トレーニングだけ」という人が多いですが、一方で編集部ランナーのように「筋トレの必要性・筋トレによるレベルアップの余地」があるタイプがいることも事実。
自分自身の体と相談しての「スポーツジム参加」とはなるでしょうが、あくまで後悔のないスポーツジム選択をすることも大事なことと言えるでしょう。
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