アキレスのランニングシューズ「MEDIFOAM ITEN(メディフォーム イテン)」の評価レビュー
3月にもなると、フルマラソンシーズンも佳境を迎えますよね。
今季、目標を達成できたランナーにも、目標から大きく乖離して失速した方も、また2019年の秋のフルマラソンに向けて猛練習を重ねる人も多いのでは?
ただ怖いのが「ランニング障害」。特に、サブスリーを目指すランナーの多くが足底筋膜炎やシンスプリントに苦しむことが多いです。
そんなときに色々ググっていると、アディダス社とは別に良さそうなシューズを発見しました。
その名も「MEDIFOAM」の『ITEN(イテン)』。ケニアのイテンから取っている名前でしょうか? 調べてみたらケニアで活躍するトップランナーの足裏からインスパイアされたレースモデルとか!
反発力と復元力で推進力を生むソールテクノロジーは、あの川内兄弟の「川内鴻輝(かわうちこうき)選手」が所属する『MEDIFOAM AC』や藤原 新選手(ロンドン五輪マラソン男子代表)の知見も活かしていて、今後の人気急上昇が期待されているんです。
ちなみに「MEDIFOAM」は、アキレスが自社開発した新ポリウレタン素材の名前で“走るリカバリーシューズ”「MEDIFOAM」のブランド名。
レースモデル『ITEN』のアウトソールはオールラバー仕様で、兄弟分の『MELOS』は樹脂スパイク付。陸上競技場のトラックにも対応するようですが、編集部ではまず、この『ITEN(イテン)』に着目しています。
サブスリーからサブ3.5を目ざすランナーにおすすめのランニングシューズ、インプレッションしてみますが、現段階では“絶対におすすめ”です。
MEDIFOAM ITENの重さはどれくらい?
公表では26.5cmで188gということでしたが、編集部が計測した段階では189g。誤差の範囲です。
足を通すと、くるぶしから足先まで優しく包んでくれるような感触。
俄然走りたくなってきましたが、気になったのは足の甲部分。従来のランニングシューズの巻き方だと、足の甲が高いランナーには若干、窮屈に感じるかもしれません。(気にはならないほど)
なので、編集部側としては「アンダーラップ巻き」で紐を巻き直すことをおすすめします。
最初から巻き直し……
これだと足の甲にも負担がかからず、他のメーカーのランニングシューズのサイズ同様の感触が得られました。
MEDIFOAM ITENのソールテクノロジーとは?
多くのサブスリーを目指すランナーが「足底筋膜炎」や「シンスプリント」に苦しみ、酷いときには半年走ることができない……なんて方もいます。
そこで注目したのが……
- 足裏に優しいシューズ
- 同時に、反発性が高いシューズ
- さらに、地面からの衝撃吸収を助けてくれるシューズ
というところでしたが、これまた今探していたシューズに最適。
ネットでさらにググっていると、反発弾性と衝撃吸収姓が凄まじく高いようです。
レースモデル用に配合した衝撃吸収性と反発弾性、耐久性に優れるMEDIFOAMをプレート状にして、ERP素材でパックしてミッドソールに内蔵。サブ3ランナーに多いフォアフット走法を前提にERP素材の反発力とMEDIFOAMの復元力で推進力を生み出すソールテクノロジーを採用しているという、今後、履く人も増える可能性がかなり高いレーシングシューズなんです。
正直こればっかりは、もう少し走ってみての感想を発表したいですが、20km程度走った段階では、足裏やスネはもちろんのこと、大腿四頭筋(太もも)へのダメージが軽減され、なおかつスピードが出やすい。
具体的に言えば……
- 楽に走れる
- 自然な前傾姿勢を取れることで、上半身の力が抜けやすく推進力が他のレースシューズと遜色ないほど高い
- 耐久性も高そうなので、物持ちが良さそう
といったところでしょうか。
某メーカーの「魔法のシューズ」は合わないという人もいたかもしれませんが、こちらも厚底(ドロップは8mm)。
厚底シューズ&軽量化されたシューズの良さは、スピードが出るのに大腿四頭筋に疲れが溜まりにくいということです。
よく足底筋膜炎対策にインソールを変更する人も多いでしょうが、『ITEN』ならばその必要もなさそう。
ただし、サブスリーランナーの多くや、サブスリーを目指すランナーの多くが「練習のしすぎ」によるものが多いです。
シューズも心強いですが、最初からストレッチ・ウォームアップとクールダウン、交代浴も日頃から意識して、ランニング障害を避けたいですよね。
故障に悩みがちなランナーこそ、「最強の相棒・ITEN」で足を守ってくれるような対策をするのもおすすめです。
MEDIFOAM ITENのまとめ
サブスリーランナーを目指すランナーの多くが、加齢や故障によって、ランナー生活を送ることができなくなります。ですから、日頃から「体への対策」はもちろんのこと、シューズへの配慮も必要ですよね。
「流行っているから」「みんなの記録が伸びているから」と安易にシューズを買うのではなく、きちんと足を通して店内で軽く走ってみるのもおすすめです。
現段階では『ITEN』はまだ店頭には少ないかもしれませんが、5kmを18分15秒・10kmを36分で走りながらも未だ「サブスリー未達」のランナー曰く、「走り込みやフルマラソンに最適なランニングシューズ」とのこと。
ちなみに「MEDIFOAM」にはレースモデル以外の“走るリカバリーシューズ”のラインアップも充実しています。
ぜひ、店頭で足を通してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
- → 広告掲載について