皇居ランのルールやマナーは?はじめての方は必読!
皇居ランのコースはあくまで歩道であって、ランニング専用のコースではありません。
土日は特に観光客の方も多く、ランナーと歩行者のトラブルが急増しています。
そんなトラブルを避けるために、皇居ランにはルールとマナーがあります。
せっかくランニングを始めても怪我をしてしまったり、させてしまっては元も子もないです。
人に迷惑をかけずに誰もが心地よいランニングを楽しむために、しっかりルールとマナーを守りましょう。
はじめての方に絶対覚えていただきたいルールを最初にお伝えします!
皇居ランは「周回は反時計周り」だということです。
知っていないと守れないルールなので初心者の方は特に注意して下さい。
また、コロナ禍におけるランニングマナーが千代田区から発表されているので合わせてご確認の上、皇居ランニングをお楽しみください。
みんなで守ろう「皇居周辺歩道利用マナー9カ条」
皇居ランには「皇居周辺地域委員会」によって策定された「皇居周辺歩道利用マナー9カ条」というマナーがあります。
ランナーにとってはごくごく当たり前のことが多く列挙されていますが、意識しないと破ってしまいがちなものも。
一度はしっかり読んで心がけましょう。
- 歩道は歩行者優先
- 歩道をふさがない
- 狭いところは一列に
- 周回は反時計回り
- タイムよりゆとり
- ながら通行は控える
- 自転車はすぐ止まれるスピードで
- ゴミは必ず持ち帰る
- 思いやりの心で
1. 歩道は歩行者優先
歩道はあくまで歩行者優先です。
運動で歩道を利用する際には、歩行者に接触するのはもちろん、歩行者の気分を害さないランニングを心がけましょう。
2. 歩道をふさがない
イベントや練習会、サークルなどのランニングでは意識しないとグループで走ってしまいがちです。
歩道をふさがないように意識しましょう。
3. 狭いところは一列に
皇居ランニングのコースは、ところどころ狭い道のりがあります。
特に竹橋から千鳥ヶ淵公園への登り坂が非常に狭いです。
狭い場所では必ず一列で走ることを徹底し、無理な追い越しは危険なので控えましょう。
4. 周回は反時計回り
競技場のトラックで逆走すると非常に危険なのと同じで、皇居ランでも反時計回りで周回するルールがあります。
反時計回りの周回を守って、歩行者をよけて通行しましょう。
5. タイムよりゆとり
歩道では、他の利用者や歩行者との接触や衝突の危険性があります。
混雑しているときなど、状況に応じてスピードを緩める余裕を持ちましょう。
タイムにこだわらず、ゆとりあるスピードを心がけましょう。
6. ながら通行は控える
音楽プレイヤーやスマートフォンの「ながら通行」は非常に危険です。
歩行者や他のランナーとの接触や衝突の危険性が高まります。
周囲の安全を確認できるように「ながら通行」は控えましょう。
7. 自転車はすぐに止まれるスピードで
自転車の利用は原則車道の通行をしましょう。
歩道を利用する際は、すぐに止まれるスピードを徹底しましょう。
8. ゴミは持ち帰る
言うまでもない当たり前のルールですが、意識しないとうっかり忘れてしまう場合もあるでしょう。
ランニング終了後、必ず確認してみんなが心地よい環境を目指しましょう。
9. 思いやりの心で
皇居周辺はランニングスポットだけでなく、日本を代表する観光スポットでもあります。
多くの人が集まる場所なので、誰もが気持ちよく楽しめるよう、思いやりの心を大切にしましょう。
皇居での競技会・ランニングイベントの地域ルール
皇居周辺では、土日祝日開催の競技会やランニングイベント、ウォーキングがたくさん開催されています。
開催にあたっては地域ルールがあるので、イベントを開催する場合にはしっかりルールを守りましょう。
土日祝日に皇居を周回する競技会等(20名以上の団体)は、以下の条件を守る必要があります。
- 集合、スタート・ゴール地点は、桜田門前広場(管理者:皇居外苑管理事務所)に限定
- 桜田門前広場の許可基準で、集合できる人数の上限は利用団体が複数の場合、
午前(8:30~12:00) / 午後(12:00~17:00)各 700 名(ただし一団体の場合は 1,000 名を限度、午前・午後を跨る利用はできない) - ウェーブスタートを実施すること(1回のスタート人数を最大100 名までとし、スタートの間隔を5分以上空けること)
- 観桜期(毎年 3/15~4/15)をはじめとする混雑期等の競技会等は開催を自粛
マナーを守って未来のランニング環境づくりを
皇居外周コースは観光庁が定める「走って気持ちがいい」道の第一号に認定されています。
しかし、マナーを守れないランナーが増えてしまうと、皇居外周のランニングが禁止になってしまう可能性もあります。
みんなでルールを守って、ランナーの方にとっても、歩行者の方にとっても、誰もが心地よい皇居を目指しましょう。