ランニングが原因の坐骨神経痛は完治まで長い?原因と改善方法まとめ
ランニング障害3つめは、「坐骨神経痛」です。
これまで筆者が経験してきた、シンスプリントと足底筋膜炎に関しては所見を述べましたが、実は坐骨神経痛を患っていた時期もあります。もはや、健康のために走っているなんて口が裂けても言えませんね。
結論からいうと、坐骨神経痛に関しては完治まで3年はかかったと思います。
ただ、走りながらなんとか痛みを和らげる工夫は何度もしてきましたので、あくまで素人意見としてご紹介します。
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坐骨神経痛の始まりはデスクワークが続いたから…?
ある日のジョギングで、やたら左腰が痛くなった時期がありました。「これはヤバイ」と自覚してはいたものの、三度のメシよりランニングが好きだったわけですから、決して走るのを休養しようとは思いませんでした。
今考えれば、走るのを完全に休養していれば完治も早かったかもしれません。
次第に、座っているだけで“違和感”が出始めました。
そもそも、デスクワークをしていると、いくら腹筋と背筋を意識していても“猫背”になりがちです。しかも、キーボードとマウスを何度も使う状況であれば、骨盤がゆがんできますし、首もいわゆる“ストレートネック”になりがちです。
筆者の場合は、むしろ“走っているとき”よりも、“座っているとき”のほうが痛みを強く感じるようになってきました。また、それから左ハムストリングがしびれるような感覚になり、「坐骨神経痛やな」と自分で診断しました。
鍼灸院にいっても効果はなかったですし、まして整形外科に行っても、ロキソニンやシップが出てきて「はい、じゃあ走るの休んでねー」とされるのが関の山。
そのため、痛みをごまかしつつ毎日、走っていた記憶があります。
坐骨神経痛の痛みが和らいできたのはセルフマッサージの実施と「ジョグ中心」から
今もそうですが、当時は本当に走るのが好きでした。だからこそ、「走ってしまえば走力が落ちる……」と神経質になり、逆に走ることを止めることができなかったんですね。
ただ、それはどう考えても“逆効果”でしたので、とにかくセルフマッサージを繰り返しました。
もちろん、整体にも行きましたが、どうしてもゆがんでしまった背骨や骨盤を矯正するのは、なかなか大変なもの。お金もかかりますしね。
そこでススメられたのは、『ストレッチングボード』でした。
こんなのですね。
整体の先生曰く、これで足底筋膜炎やシンスプリントも治りやすいと言っていましたが、筆者は結局買わずじまい。
amazonのレビュー見てたら自身も買いたくなってきました。
話がPRにそびれましたが、坐骨神経痛はハムストリングが固くなっていることからも起こりうるときき、それからひたすらテニスボールを腰の下に引いて転がしたり、患部を伸ばすようにストレッチをしたりを繰り返しました。
また、練習は速いペースでの練習は止めました。ジョグオンリーですね。
それでかなり軽減はしましたが、完治まではいきませんでした。
坐骨神経痛完治のため、内転筋を意識して着地を変え、体幹を鍛えた
内転筋ってあまり意識されませんよね。内ももの筋肉です。
ここを意識して、着地をまっすぐに変える走りにしてから、坐骨神経痛の痛みもシンスプリントの痛みも軽減しました。ついつい足先で走ってしまい、体のバランスが崩れて体がゆがんでくることも、坐骨神経痛の原因だと思っています。
また、どうしてもデスクワークでの猫背は直しようがなかったので、とにかく走っている間は上半身が崩れないよう、体幹を意識した走りに変えました。
特に効果があったのが“起伏走”です。それほどペースを上げずとも、起伏が続くコースで走れば心配機能向上にもなりますし、また腹筋と背筋を意識することで、体幹のトレーニングにもなります。
これが功を奏して、痛みはほぼなくなっていきました。
ただ、それまでの期間はシップ代がとてつもなくかかっていた覚えがあります。
ランニングが原因の坐骨神経痛まとめ
筆者は医者でもありませんし、坐骨神経痛を完治させるには“休養”が一番だと思っています。
ただ、どうしても走りたいという状況であれば、治しながら走るのも一つの手段ですね。とはいえ筆者は、当時はスポーツクラブで筋トレ+スイムのクロストレーニングもしており、ある一定の痛みまでくれば“無理して走る”ことは絶対にしませんでした。
痛みが続いて走れなくなると、どうしても鬱々としていまいます。
そんなときはクロストレーニングなどで体力を維持しつつ、完治まで違うアプローチでのトレーニングをすることがオススメです。
故障のないランニング生活を送ってくださいね。
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