ランニングしながらポケモンGO!メリットとデメリットまとめ
いよいよ日本でも配信が始まった『ポケモンGO』。
『ポケモンGO』が日本に上陸して1週間と少しが経ちました。
ゲームボーイで「緑」も「青」も「黄色」も購入した筆者にとって、3日で飽きた『INGRESS』とは違い、意外に飽きずにスキマ時間を使ってポケモンGOをプレイ。
プレイ時間は1日少ししかありませんので、プレイをするのは“ランニングをする時間”のみ。
アプリ内の距離は50km足らずですが、おそらくポケモンGOをしながら走った距離は60kmほどでしょう(直線でないと、距離誤差が出るみたいです)。
ゲームの仕組みで、“たまごの孵化”には時速10km/h以下での移動を繰り返す必要があるといわれています。
ちなみに時速10km/hを超える移動では意味がないようなので、自転車や車はNG。
ちなみに時速10km/hといえば、ランニングではキロ6分。ジョギング愛好家であれば、ニコニコと走れるスピードでもありますが、もし日ごろランニングやジョギングをしていない方にとってはきついスピード。
それゆえ、『ポケモンGO』をきっかけにランニングを開始してみてはいかがでしょう?
『ポケモンGO』はランナーからも賛否両論ありますが、筆者が感じたメリットやデメリット、注意点をざっとまとめてみました。
ジャンプできる目次
Ingressの再来?「ポケモンGO」で運動不足解消は可能
『Ingress』というアプリをご存知の方も多いのでは?
INGRESSはGoogleがリリースしたバーチャルリアリティゲームのアプリで、プレーするにはスマートフォンの画面を操作するだけでなく現実世界を歩かないといけない。ゲームにハマるあまり歩き回ってしまい、その結果、ダイエットを成功させる人が続出しているという。
要は、歩けば歩くほどゲームが充実するという内容なんですが、実は筆者も一年前に試してみました。
「気分転換のLSDにはいいかな」とスマホを持って走っていたのですが、実は筆者は物を持って走るというのが大の苦手。3日ほどでアプリもアンインストールという結果になってしまいました。
実は、『ポケモンGO』は、この『Ingress』が元になっているようです。
“歩けば歩くほど”という健康要素に、街中に潜むポケモンを見つけるという「リアルバーチャル」の要素で、さっそく今日から「歩きスマホ」の方も増えそうです。
実際、アメリカでは人と人との衝突だけではなくて、交通事故も増えていますし、『ポケモンGO』に夢中で立ち入り禁止区域に無意識に侵入して逮捕されるという実態もあるようですね。
あくまで“画面は見ない”という前提になりそうですが、運動がてら『ポケモンGO』を起動して走ってみるのはいかがですか?
ランニングを通して「ポケモンGO」で得られたこと・メリット
ゆっくりジョギングが苦ではなくなった
せっかちな性格からなのか、ジョギングでもキロ5分ぐらいじゃないと快適さが得られなかった筆者ですが、『ポケモンGO』では時速10km、つまりキロ6分より遅くなければ“たまご”が孵化しないシステムになっています。
レアなポケモンが見たいという欲求から、キロ6分30秒で走るのも苦ではなくなりましたよ。ゆっくり走ることができるということは、夏場でも長時間走れるということです。
長時間走ることが苦手だった筆者には“うれしい誤算”だったわけです。
ジョギングに遊び心ができた
筆者にはあてはまりませんが、ランナーの方は真面目な方が多いですよね。その結果、オーバートレーニング症候群などでこの夏を棒に振っている方もいるかもしれません。
もちろん、「アスリート」を名乗るからには、それ相応の練習が比例しなければならないでしょう。
でも、「練習に疲れた」だとか、「故障してしまった」となるのでは、本末転倒。
少しでも“遊び心”を持つことができるものを利用するのは、決してムダなことではないんです。
走る以外のトレーニングができる
『ポケモンGO』のポケストップには、たまに石段を何段も上らなければならないところもあります。
そんな石段は、普段のランニングでは『GARMIN』のタイムを意識するあまり、石段を駆け上がるということは少ないですよね。筆者は、坂は積極的に走っても、石段は避けていた気がします。
石段を膝を上げて上るのは、フォームの適正化にもつながりますよ。太ももとお尻を使った走りが身につくので、『ポケモンGO』をしていなくてもぜひ試していただきたい練習です。
知らない道がランニングコースになった
それまで通らなかった小道も、「ポケストップ」のおかげで走ることが増えました。見知らぬ神社や、通勤にショートカットになる道など、意外な発見があったのも事実です。
ただ、他人の敷地に入らないように注意は必要ですね。
ランニングをしていない人には「運動の習慣」が身につく
「暑いから」と夏場は運動を敬遠している方も、『ポケモンGO』で体を動かす習慣がついたのでは?
日ごろ、ランニングすらしないという方は、ウォーキングを始めた方も多いでしょう。ちなみにゆっくり走れば距離も稼げ、“たまご”の孵化にもつながりますので、交通状況に注意して、この際ランニングを始めてみませんか?
ランニングで「ポケモンGO」をするデメリットと失ったこと
強度の高いトレーニングをしなくなった
これまでなるべく早いペースで走っていたことから、自然と「走行距離」は伸びていた筆者。比較的少ないとはいえど、月間200kmはちゃんと走っていました。
ただ、「ポケモンGOジョグ」ならぬ、スロージョギングを始めてからは“走る距離”自体は減ってしまいました。また、強度の高い練習をしなくなったので、ポイント練習をする日は別に設けなければいけないでしょう。
フォームが乱れる恐れがある
『ポケモンGO』に夢中になるあまり、日ごろ走るときは自分の体と対話を繰り返していたのが、その意識が希薄になりつつあります。
自分の体との対話を怠るということは、“フォームの乱れ”の原因にもなってしまいますよ。
フォームが乱れると故障率も高くなるので、注意したいところです。
自分のために走るのか、ポケモンGOのために走るのか
『ポケモンGO』をしたいから走るのか、自分が走りたいから走るのかというのは、練習への意識も大きく変わってしまいます。
自発的に練習するのか、アプリのために走るのかでは、“練習の質”を左右する可能性もあります。
“遊び心で走る日”と、“真剣に走る日”を変化させることが大事ですよね。
止まっている時間も走れます
交通状況や人との接触などのマナー面を気をつける上で、ポケモンが現れれば立ち止まってポケモンを捕まえようとしますね。
その“止まっている時間”を、筆者はとてももったいなく感じました。
その時間を“走り続けること”に割いていたらより練習量が増えたでしょうし、より早く帰宅していれば生活の時間により余裕が生まれたと感じました。
交通事故には注意
夏休みだからか、中高生がスマホ片手に自転車を漕いでいる姿をよく見かけますね。
愛媛県では実際に、ポケモンGOをしていた学生と歩行者の男性が接触する事故が起きていました。
論ずるまでもないことですが、交通状況への配慮は大前提なわけです。
ポケモンGO」でたまごの孵化を推奨されるためのジョギングの方法
『ポケモンGO』でたまごの孵化を進めるためには、ランナーの専門用語でいうLSD(ロング・スロー・ディスタンス)が適切なスピードではないでしょうか。
個人差はあるものの、時速7km/h~8km/hで1時間走ると、だいたい500kcal程度のカロリーは消費されるはずです。
普段、スマホゲーばかりで太ってしまったという方には、『ポケモンGO』を利用したランニングもおすすめしたいところです。
「ポケモンGO」を起動してランニングをするときの注意点
普通にランニングをする際にも、交通マナーは守るランナーが多いです。なので、もし『ポケモンGO』のためにランニングをするとすれば、公園を周回するなどがオススメ。
決して、スマホの画面を見ながら走るだとか、ちょっとつかれた時に「歩きスマホ」をするというのは、自分自身の怪我はもちろん、他の方に迷惑をかけることになってしまいますよね。
筆者もまだ『ポケモンGO』をDLしたばかりで面白さを全面に感じているわけではありませんが、Androidでもすでに1000万以上のダウンロードがされているようです。
“ゲームを進めるために、ランニングをしてみる。ランニングにはまる。そしていつしかマラソンへ……!”というのが筆者の「マラソン愛好家増加計画」なんですが、あくまで周囲の状態に気をつけて遊んでくださいね。
すっかりと社会現象になりそうな『ポケモンGO』。
『Ingress』はプチブームまででしたが、『ポケモンGO』はかなりのブームになりそうですよね。
「最近、運動不足なんだよね」という方は、『ポケモンGO』を利用してランニングを始めてみてはいかがでしょう? ただ、絶対に事故には注意するようにしてくださいね。
ジョギングでポケストップ巡りをオススメしたい理由
『ポケモンGO上達の秘訣はランニングにあり?』も書いたことですし、「これは自らやらなダメでしょ」ということで、昼過ぎの灼熱の太陽のもと、スマホをウエストポーチに入れて、いそいそと出かけた筆者。
結論から言うと、走ることに夢中になっていたため、ポケモンとの遭遇はあまりできませんでした。イーブイやタマタマなど、遭遇しやすいポケモンを8種類ほど集めただけでしょうか。
走りながら感じましたが、心なしか、首筋に汗を光らせた中高生が自転車を低速で漕いでいる姿が多々見受けられました。
しかしながら、自転車に乗りながら『ポケモンGO』を楽しむということは、“交通事故の確率が高まる”ということでもあるんです。
もちろん、“ジョギングをしながら”でも、周囲に注意を払うのが大前提。
それゆえ、ジョギングでは徒歩で『ポケモンGO』を楽しむより、“ポケモンに遭遇しにくいう”ネックポイントはあります。
ただ、ボールや、『ポケモンGO』でレアキャラを集める鍵となる「たまご」を集めるために、様々な「ポケストップ」を安全に巡りながら、健康まで管理できるというメリットを存分に感じました。
ゆっくり本作を楽しむならば、「ポケモンボール」は多く所持しておくのがよいのではないでしょうか。
おおよそ2時間弱のLSDがてらのゆっくりとしたジョギングでしたが、ボールもちゃんと集まりましたよ。
レアキャラが生まれやすい?「たまご」をうまく孵化するためにジョギングをオススメする理由
走ることに夢中で「たまご」を「ふかそうち」に設置することをすっかり忘れていたのが惜しまれますが、「ポケストップ」ではまれに「たまご」を集めることができますよね。
前回の記事でも書いたように、たまごを孵化させるためには“10km/h以下のスピード”での移動が求められます。
なので、自動車や電車はもちろん、自転車を漕ぐのも効率が悪いんです。
10km/hは、自転車を漕ぐにはゆっくりすぎるスピード。つまり、自転車よりも効率のいいジョギングで“孵化させる”ということが、『ポケモンGO』を楽しみつつ、体力も養える遊び方といえますよね。
ちなみにもう調べた方も多いでしょうが、レア度は、10km>5km>2kmと変わるようで、“10km以上の移動”で産まれるたまごのポケモンは、「ラッキー」や「ポリゴン」などが出てくるといわれていますが、「イーブイ」という遭遇しやすいポケモンが生まれてしまうことも……。
“運”なのか“たまごを捕まえた場所”に関係あるのかは、まだ筆者はよく分かっていません。
ランナーにとっても嬉しいことばかりな『ポケモンGO』
普段スマホなどは持たずに走る筆者なので、正直、スマホを持ったジョギングは快適さが半減です。
ただ、夏場はスピードよりも、“走る時間”を重視して練習した方が、筋持久力もつきやすいですよね。
普段、長い時間を走らない筆者からすれば、『ポケモンGO』を利用してLSDができるかもしれないというのは、嬉しい誤算でもありましたよ。
「たまごのふか」を早めるために、“トミカのプラレールを使う”などという猛者もいるようですが、どうせなら自分の足で距離を稼ぐのも、本ゲームの楽しみでは?
社会的現象になっている『ポケモンGO』。
レアなポケモンや、「たまごの孵化」のためには、しっかりと歩いたり、ゆっくりジョギングしたりすることが大事なようです。
普段、あまり運動されない方は、この機会にジョギングを始めてみては? ただ、安全にだけは必ず注意してくださいね。
ランニングしながらポケモンGOまとめ
1周間たったことで、もはや「飽きた」の声も多いですが、未だに『ポケモンGO』をプレイしている方は多いですよね。
おそらく、ランナーの方も『ポケモンGO』をしながら走るという方もいるでしょう。
いいこと・悪いこと両面がある“ポケモンGOをしながらのランニング”ですが、遊び心は適度にしたほうがいいかもしれません。
ただし、なかなかポケモンが集まらない筆者は、このままでは強度の高いポイント練習が始まるのは秋になってしまいそうです。
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